実るほどこうべを垂れる稲穂かな・・・
母は習字の先生です。雅号は佳翠(かすい) 母の影響で、俺は5歳から筆を握っていました。気が付けば26年。 今では書道の生活が中心になっています。 九州謙信書道展で秀逸を頂いた時のことです。 29歳で頂きました。30前に取れたこと凄く嬉しかった。 母に喜びを伝えました。しかし、母から言われた事は真逆の反応。 「あんたね、賞をもらえたことは素晴らしいこと。けどね、次出すとき、今以上のスキルが必要になる。それに、あんたの人格が問われる。書道家として、人としてどうなのかが問われるようになるんよ? 昔から『実るほど、こうべを垂れる稲穂かな』って言葉がある。 上に立つことで、自分に奢ることなく、常に謙虚でいなさい!自分の書道に満足することなく、常に勉強しなさい。」 そう言われました。 天狗になる前にへし折られました。でもその言葉は今も自分の中に居ます。 「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな」 書道家として、まだまだ未熟です。発展段階です。 少しでも俺の作品みて、なにか心に残ってくれるように頑張ります! 書道家鳳韻、以後お見知りおきを・・・・